シネマ1

スーパーレスキューアクション巨編!?

クリターバード

この物語は天災、人災を問わず、ありとあらゆる脅威に立ち向かう男達のドラマである


第一話



豪華客船SOS!前編


20XX年小笠原諸島硫黄島沖・・・・・
ホノルル行きの豪華客船「ホワイトリッジ」が航行している。
そのとき、ものすごい轟音と水しぶきがホワイトリッジを包み込んだ!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



船は完全に停止している。巨大な津波の直撃を受けたのだ。後に判明するのだが、その津波

はかつてない理解不能な津波で何の前触れもなく発生するという物だった。船はあちこちに亀

裂が走り、浸水箇所も多数あり、中では多数の乗員、乗客に負傷者が出ていた。「大丈夫か

ー!」「しっかりしろー!」「たすけてー!」船内は完全にパニックに陥っていた。

そのころ、某無人島・・・・正確には無人ではないが・・・・・

「最近仕事ないなー、」長男のクリーターが言う「しかたないさ、我々をさしおいて活躍している

国際救助隊サンダーバードとかいう組織があるんだから」次男のキドーが返す「バカ言え、俺

たちクリターバードだって特殊救助隊じゃないか、スーパーメカだって国際救助隊レベルの物

を持ってるし、」「おーい、聞いてくれ!」三男のカトーが入ってきた。「国際救助隊ばかりに手柄

を取られるのシャクだから国際救助隊にたいする救助要請はすべて我等クリターバードに来る

ように通信設備を細工しておいた。」「おー、そいつはいいな!」

小笠原沖

「こちら、新日本汽船ホワイトリッジ!SOS、SOS!」ホワイトリッジは全ての通信装置が破壊さ

れていた。「だめだ!通じない・・・クソっ」通信士が嘆く「船内では船医や乗り合わせた医師に

よる負傷者の応急措置がとられている。「くそ、このままでは助からない重症者も多数でてい

る、はやく設備の整った医療機関には運ばんと・・・」船内ではさらに技術者や各種機関員等が

召集され、各破損部分に向かったが技術や機材には限りがあった。まさにまったく手の出せな

い状況に陥っていた。「そうだ、国際救助隊をよぼう!」誰かが叫んだ。「どうやって?通信手

段は全て盲状態だぞ。すると、国際救助隊を呼ぼうと言った人物がさらに続ける。船外からこ

のロケット式通信ユニットを発射すれば、国際救助隊のベースに情報がとどき、救助に来てく

れるはずだ。」「ったく、そういう便利なものがあるなら早くいえよな」乗客の一人がいい、「そう

だそうだ、ははははは」船内に笑いがあふれた、国際救助隊にれんらくが付けば助かることが

確信できたからだ


「よし、発射!」甲板からロケットが飛び出した。救助要請を受信した国際救助隊がすぐに駆け

つけるだろう・・・・・・・・しかし!

「よし!仕事だ!」なんと要請を受信したのは国際救助隊サンダーバードではなく蟷螂救助隊

クリターバードだった。そう、クリーター5兄弟の三男、カトーが国際救助隊当てのありとあらゆ

る通信がすべて入るように細工をしていたのだ。ブリーフィングルームには前の3人に加え四

男のヨシーダー、五男のフユーが集まっていた「パパ!ただいまから要請により、客船、ホワイ

トリッジを救助に向かいます!」兄弟の父親であり、クリターバード隊長のフジーがいう」「海難

救助なら、特殊作業船で出動せよ!」「了解!」


洋上・・・・・・・「よし、各ブロック閉鎖完了。これで浸水は大丈夫なはずだ。」乗り合わせた艦船

技術者の高橋清が浸水を止める作業を終了した。彼は大手造船メーカー、坂井鉄工所にも出

入りする有能な技師だ。「高橋さ〜ん」同僚の荒木が走ってくる。「動力の方もなんとかなりそう

です。ただ、作業中に部品が落下してきまして2名ほど負傷しましたが軽傷です。」「お前は平

気なのか?」高橋がいう。「はい、しっかりヘルメット装着してましたから。「あっ、高橋さん、」そ

こに先ほど救難ロケットを発射した乗客がきた「東急ハンズで買った、このロケットで救難信号

を出しましたから、すぐに国際救助隊がきます。彼らの到着まで頑張りましょう」彼の手には例

の救難ロケットが握られている「それは、ありがたい、国際救助隊がきてくれれば・・・・ん!?

東急ハンズで買った・・・・!?ちょっと見せろ!」高橋はロケットを奪うように取ると愕然とした。

「こ・・・これは・・・なんてことしてくれたんだ!」高橋は叫ぶ「えっ!?それは国際救助隊公認

の・・・・」「良く見ろ!!」「あっ!」国際救助隊のシンボルマーク、地球をバックに手と手を握り

合うマークがかかれている。だがたしかに手だが良く見るとカマキリの触手になっている。「えら

いこっちゃ・・・・」荒木が青くなる。「荒木!動力の復帰を急げ!ヤツらが来る前にッ!」

「よーそろー!目標海域、硫黄島沖!」クリターバードの特殊救助船が急行している。

横浜、第3管区海上保安本部・・・「横浜税関入国管理部より入電!国籍不明船、領海に出

現!調査されたし!」「よし!羽田基地からガルフズトリームを発進させろ、近辺の巡視船

は!」、「「みずほ」待機中です!」「よし、急行させろ、抵抗時に乗り移る巡視艇も向かわせ

る!」

ふたたび洋上

羽田から発進したガルフストリーム機が目標に到達しようとしていた。「こちらシーナイト11、目

標視認接近する・・・」ガルフストリームは低空で作業船の上空をフライパスする。「おっ、海保

だ、俺たちを激励にきたんだな!」ワタルが言う「おっ、巡視艇と巡視船もいるぞ!」キドーが続

ける。どうやら出動した保安庁を彼らは自分達を激励にきたと勝手に解釈したらしい、ご存知

だと思うが日夜海の脅威と戦う海保はそんな暇ではない。「よし激励してくれる御礼に信号弾で

答えよう!ヨシーダー、信号弾だ、」「おう!」ランチャーが開き信号弾が発射される。信号弾は

爆発するとプログラムした言葉がに発煙により空に描かれるものだ。しかし発射したのは・・・・



「ヨシーダー!お前、間違えて隣のボタン押したろ!」ワタルが言う「えっ!」信号弾と書いてあ

るボタンの隣のボタンは・・・・・シースパローミサイル!?

海上保安庁ガルフストリーム機内「機長、目標より熱源!誘導弾です!急速接近!!・・・わ

ー!」ガルフストリームが大破爆散した。海上保安本部「エマージェンシー!ガルフストリーム、

キル!キルされました!」巡視船みずほより通信が入る、「そんな馬鹿な・・・いや、とにかく現

場の状況を確認せよ!海上自衛隊横須賀地方隊にも救援要請!」本部があわただしくなる。

救助船「やべえな・・・・まあ、とにかく早く現場に急行しよう!」救助船は速度を上げる。「目標

加速!逃走を図る模様、」みずほより通信が入る「こちら本部!停船させろ、停止しない場合

は警告射撃を実施せよ!」救助船「なあ、キドー、巡視船が追っかけてくるぞ、」「そりゃそうだ、

哨戒機撃墜しちゃったからなあ」「なにのんきなこと言っている!事情を説明したほうがいい、

回線を開くぞ!」クリーターがいう「よし、通信スイッチと・・・」そのスイッチを押したとたんに船

が揺れた。「あっ、間違えた、、、エグゾセだって。てへっ!」「てへっじゃないだろ、やべえぞ!」

巡視船みずほ・・・・「前方に飛翔体!まさか・・・・巡航ミサイル!!」「チャフ、フレアー展

開!!」チャフとフレアーによりエグゾセはかろうじてやり過ごすことが出来た。」海保の司令部

の考えは決まった。「正当防衛射撃許可!目標を殲滅してもかまわん!!」


硫黄島沖


よし、なんとか航行は可能だ!「必死の措置により、ホワイトリッジはなんとか航行できるまで

に復旧した。「ホワイトリッジ船長より通達します。多大なご心配かけて申し訳ありません。なん

とか航行は可能になりましたので、これより本船は最寄の港に寄港します。」船内放送を聞い

て乗客、乗員たちは安堵の声を漏らす。高橋、荒木、ロケットの乗客が甲板にいる。「すっかり

暗くなっちまったなあ」「けっきょく、救助隊きませんでしたね。でも、高橋さん、なんで、あのロケ

ットに驚愕したんですか?それにヤツラって・・・」「いや、もうすんだ事だ、気にするな」高橋は

ため息をもらす。「高橋さん、あの光りなんでしょう?」荒木が指をさす。「なんか機関銃の音も

聞こえますね。」ロケットの客がいう、「どうせまた北の工作船だろ・・懲りないヤツらだ・・・・」






そのころクリターバード特殊救助船は・・・・・



第1話 完







次回予告











営業中、終電後を問わず、首都圏のJR、私鉄に出没する謎の単行電車・・・・・呪電車とよばれ

る不気味な電車の正体は・・・・!



次回クリターバード







怪奇!呪電車 苦悶破拾二にご期待ください











第2話

怪奇!呪電車 苦悶破拾二





深夜、終電後の営団地下鉄銀座線新橋駅・・・・・「ここも異常なし、さて、寮に帰ってビールでも

飲んで寝るか・・・」終電後の見回りをする駅員がいる。「なーんかシーンとしちゃって、寂しいな

あ。でもあと数時間でまたあの入線案内が可動する・・は・・ず・・・・えっ?」駅員が入線案内標

示を見ると、表示機が可動している。「動いてる・・・電源・・・・・落ちてるよな・・・・」パッ{銀座}

パッ{浅草}パッ{上野}パッ{通過}次々に標示されるLEDパッ{八つ墓村}「な・・・なんだ・・」



〜プァ〜ン!!〜



けたたましい警笛と共に何かが来る・・・・・電車だ・・・・・「ぎゃあ〜!!」駅員の悲鳴が夜の構

内に響いた。

「ふ〜ん、謎の怪電車、今度は銀座線に出現・・・・だって」新聞を広げワタルが言う「ああ、先

週は相鉄でその前は京浜急行だって・・・」キドーが言う「ひょっとして仕事くるかもな・・・じゃ、ち

ょっとハンズ行ってくるわ」カトーが出て行く。渋谷・・ハンズ前、何の用かは知らないが用をす

ませカトーが店からでた。「よし、設置も終わったし、メシでも喰って・・・・」「おまわりさーん頼む

よ、たかが15キロオーバーじゃない・・・」警察による取り締まりが行われているのが眼に入っ

た。「今月は交通安全月間だからな、スピードや飲酒の取り締まりが厳しくなってるぞ、フユー

に言っておかねば、プライベートで車のるのアイツだけだし・・・しかしまあ、飲酒やスピードより

危険な事が起きる車に乗ってるんだけどな」


そして深夜


国道15号線鶴見区菅沢町付近。「はい、止まって、これにハーってやって」「はい、いいですよ、

お手数かけました」「だんなさん、飲酒してるねェ、ちょっとこっちへ・・」警察による飲酒検問が

行われている。「さて、もう殆ど車も通らないからそろそろ、署に戻るか」検問の主任が言う.



彼は立川司警部、ちょっとやそっとの事には動じない肝の座ったベテランだ「そうですね、じゃ

あのバスを最後にしましょう・・・・すみませーん、停止してください」赤色灯を振りかざし若い巡

査がバスを止める。「すみません」「ナンデスカ・・・」暗くてよくわからないが運転手と思しき人物

が窓から顔をだす。巡査はなんかフインキが違うと思ったが、仕事なのだと割り切り続ける。」

「飲酒の検問です、これにハーってやってくれます。」「ハア〜」「アルコールは検地されないが、

なんか息が冷たいな・・・」と思ったが異常ナシなのは事実なので、そのまま通した。「主任、異

常なしでした、帰りましょう・・・・・主任・・・・!?」立川は震えていた。「い、今の・・・・バスじゃな

く・・・電車・・・だよな・・・・・」


「はい、こちら110番です。事故ですか?事件ですか?」「で・・・電車が・・・家の倉庫を・・・・」「電

車!?」



あくる朝、鶴見区の一軒の住宅、倉庫がぐちゃぐちゃに潰れている。警察官が到着し検分が行

われている。「じゃあ、電車が倉庫を破壊したと言うんですね?」家の主人に鶴見警察署の清

水警部補が聞いている。「でもねェだんなさん、しんじられませんよ、なんで電車なんて・・・」「い

え、確かに電車でした。夜寝ているとなにやら光りが見えたので、覗いてみると目の前を電車

が通過して倉庫の中に消えていったんです。倉庫をつぶして・・・」、清水は理解しがたかった

が、とても主人が嘘を言っているようには思えなかった。「まあ、とにかく報告だ、立川主任を呼

んでくれ。」清水が巡査に言った。その巡査は昨夜、飲酒検問をした巡査だった。「その・・・立

川主任は・・・現在入院中です。極度の精神異常が認められているみたいです。」「なに、立川

さんほどの人物が何故!?」「それは・・・・」「何!?電車!!


鶴見区矢向、汐田総合病院


「どうですか、警部の様態は?」医師に清水が聞く。「はい、精神状態は安定しましたが、何分

ショックが大きくて、よくあることなんですよ、彼、現場じゃ何事にも動じない男と言われている

みたいじゃないですか。でもそういう人に限って、自分の理解しがたい事態にあったときに参っ

てしまう人が多いというデータもあります。かれはその典型でしょう」「はあ」医師と別れ清水が

立川の病室に入る。「あっ、警部・・・」「ん、清水か・・・・」立川はベットから起き上がろうとした。

「警部、無理しないでください。」起きようとする立川に清水が言う「俺もヤキが回ったか・・・何

事にも動じない男が・・・情けないぜ・・・・」「いいえ、そんなことありません。警部、あれは仕方な

い事です。医師もそう言ってました。とにかく、警部にはやく復帰してもらわないと署の士気がお

ちます。皆はやく警部のバカヤロー!の怒鳴り声を聞きたがってますよ。」清水が笑いかける

と立川も笑った。「それにしてもいったい何なんだ。あの電車は、」「まったくもって不明です。あ

りとあらゆる鉄道網に出現しては消える。レールがない道路にも出没する。とにかく早めに正

体を暴き解決せねばいけません。」「そうだな・・・」


小田急線秦野付近


箱根湯元発新宿行き特急スーパーはこね23号・・・・「電車ガ・・・ニクイ・・・・鉄道ガ・・ニク

イ・・・」運転手が幻聴のような声を聞く。「何だ・・・今の、疲れてんのかな。」運転手がそう思っ

た時。「こちら司令所。112M、前方に不明車輌がいる、緊急停止!!」司令所から連絡が行く

「どういう事ですかっ!」運転士は聞く「とにかく停車だ停車!」「こちら112M停止します」・・・運

転士はブレーキレバーを引くが・・・・・「!ブレーキが作動しません!!」「こちら司令所、慌てる

なATCが作動する!」そうこうしているうちに問題の車輌が見えた。青白く発光する不気味な車

輌だった。「なんだあの電車は!」「司令部!前方に車輌を確認!」司令部の標示モニターに

は呪という標示がある「何だ・・・これは・・」司令所がざわめく。「ATC!ATCは作動したか!」指

令所から連絡が行く「フフフ鉄道ガ・・・・電車ガ憎イ・・・・」前方の電車がどんどん迫る「ATC作

動しません!!衝突します!わァ〜!」その刹那11輌編成の車輌、スーパーはこね23号は巨

大な蛇がのた打ち回るように宙を舞った。


某無人島


「小田急ロマンスカー、脱線転覆、尼崎以来の惨事・・・・か」新聞を見ながらワタルが言う「やっ

ぱ仕事きますね。このままだと」カトーがいう。フジーが入ってきた「息子どもよ、私はさっき文

京商店街の福引で京都旅行を当てた。行ってくるから私の留守間はワタルが指揮をとれ、長

男だからな」「はい、パパ!」ワタルが言う「京都か・・・・・思い出したくもない・・・・・・」ヨシーダー

がそっと呟いた。



鶴見警察署


「あの、ご相談したいことが・・・・・・」1人の女性が尋ねてきた。「どうぞ、お掛けください」応接間

のソファーに彼女を座らせ、清水が対応した。「私、赤木真里といいます。じつは例の電車騒動

の事で・・・・・そう言うと彼女は泣き出してしまった。「私・・・私のせいなんです・・・・」「えっ?」清

水が聞く「どういう事ですか?」「半年前の事です・・・・」



注、赤字は回想シーンです



相模大学のキャンパス。赤木真里と川村鉄が歩いている。「ねえ鉄くん、今夜、鉄くんの家・・・・

行っていい?」「えっ僕の家!」「駄目・・・・なの?」「駄目じゃないけど・・散らかってるから・・・ま

って、片付けるからそれから来てよ、う〜ん8時くらいに・・・」「うん、行くね、楽しみ・・・」



「それで、」



「ええと、このマイクロの485はここに隠して・・あっこの鉄ピクのバックナンバーどうしよう。あっ

このサボも・・・えーい面倒だ全部押し入れに入れちゃえ!」鉄は手持ちの鉄道グッヅを押入れ

につめる。「あっ、もう8時だ、そろそろくる・・」ピポーン!「おっ来た来た。」「おまたせ、そこの

コンビにでビールとピザ買ってきた」真里が家に上がる。楽しい時間が流れていく。気が付くと

時間は12時を回っていた。「終電・・・・なくなっちゃった・・・泊まっていい?」鉄はもちろんOKだ

った。じゃ布団敷くね。布団、押入れ?」鉄の顔が青くなる。「い、いいよ布団は・・雑魚寝でい

いよ・・・」「でも布団は敷かないと。布団くらい私が敷くわ」すると彼女は押入れを勢い良く開け

た。「あっ!駄目!」遅かった・・・・・雪崩のようにNゲージ、雑誌、サボ等が落ちる。彼女は唖

然とし・・



「何!?これ、電車の模型に電車の雑誌・・・アンタ、鉄道オタクだったの・・・暗いのね、サイア

ク、私、帰る。」「待ってくれ美里さん・・・僕は・・僕はァ〜」



そのまま彼女は黙り込んでしまった。



「僕が・・・・僕が鉄道好きなばかりに・・・・でも、僕を虜にした鉄道が悪い。鉄道!鉄道が憎

い!」錯乱状態で家を飛び出す鉄。下に鉄道が通る高架橋に行く。プァ〜ン!彼方に灯が見

える。終電後を利用してイベント参加のために回送中のレトロ電車クモハ12だ。「この恨み!

はらさでおくべきか〜!」鉄は飛び込み、その身体は引き裂かれ飛び散った・・・・・。



「私のせいなんです。彼にひどい事言ってしまって。彼が自殺したのは私のせいなんです。」「そ

うだったんですか・・・・でも、あまり気になさらないでください。我々が必ず解決しますから」清水

は真里に笑いかける。彼女も少し落ち着いたようだ。「私に出来る事ならなんでも言ってくださ

い。」そう言って彼女は警察署を出た。真里を見送り所内に入ろうとしたら「清水!」立川だっ

た。「警部、もうお体の方は・・」「なあに、もうバッチリさ。俺のバカヤローが聞きたいのだろ」

「はは、そうですね。警部、実はあの電車の件で・・・・・」「すると、その女性の彼の怨念が取り

付いていると。でもなんで・・・」「例の人身事故覚えていますか?」「ああ、回送中のイベント用

の電車が事故直後消えたという迷宮入りの事件だろ。」「その電車に飛び込んだのが彼です。

彼は逆恨みのように鉄道を憎み、飛び込んだのです。飛び降りた高架の欄干には鉄道ガ憎イ

と書いてあったそうです。先日のロマンスカーの事故ですが、救助された運転士の話だと鉄道

ガ憎イという幻聴なようなモノを聞いたそうです。」「全てつながったな関係機関に通達しよう。」


陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地


「高幡入ります!」高幡不動が陸上幕僚長の部屋に入る。「坂田司令、いえ坂田幕僚長、お久

しぶりです。」陸上幕僚長はかのミスターK事案の際、前線司令官だった坂田光男だった。「高

幡将補、今回、また君にやってもらいたい事がある。」「は、と言いますと?」「君の指揮するガ

ードチェイサーだが、先日新設された対霊力チームに出動を願いたい。」「それは構いません

が、いつですか?」「ヤツが現れたらだ。」



陸上自衛隊東富士駐屯地、ガードチェイサー作戦室。「気を付け!敬礼!」入室した高幡に敬

礼する霊力チームの一同。「今回の任務だが、頻発する鉄道災害の原因が分かった。とある

男の強い怨念が原因だ。よって、対霊力除霊弾による精密射撃による殲滅が決定された。こ

の事件の解決には君たち霊力チームに掛かっている。目標が現れ次第、作戦開始だ」「は

っ!」一同は再び敬礼する。「それと、今回の作戦にオブザーバーとして参加してもらう赤木真

里さんを紹介する」「赤木です。みなさん。鉄くんをお願いします・・・・・」



東京駅八重洲口、フユーの私有車「サニー」が止まる。京都に旅立つフジーを送りにきたのだ

「じゃパパいってらっしゃい、お土産の八橋、忘れないでね」「はは、分かった、行ってくる。」フ

ジーは構内に入って行った。「車検ガ近イデス、注意!」「やべ、こんなとこで車検が切れたら

大惨事だ、急いで帰ろう!」東京駅東海道新幹線ホーム、700形が止まっている。「エート、

6A・・・ここだ。」フジーが席につく。しばらくして発車案内が響く「のぞみ456号広島行き発車しま

す。」フジーを乗せたのぞみはホームを滑り出した。



後編へ続く







次回予告







「全列車!待避線へ入線させろ!!」



迫り来る恐怖!



「クリターバード出撃!パパを助けるんだ!!」



暴走する超特急!



「鉄道ガ・・・電車ガ憎イ・・・・・」



溢れる憎悪!



「鉄くん!お願い、もう止めてー!!」



ほとばしる砲火!!



「除霊弾装填よし!撃ち方始め〜!」







怒れる憎悪の炎を消し去る事はできるか!?対霊力チームの死闘!そしてフ

ジーの運命は!!



次回クリターバード第3話 怪奇!呪電車苦悶破拾二(後編)にご期待くださ

い。







第3話 怪奇!呪電車 苦悶破拾二(後編)





新幹線車内・・・・・「毎度東海道新幹線をご利用いただき有難うございます。各駅の到着じ

か・・じ・じ・じ間・・・をお知ら知らせしら・・・・せ・しま・・・ニクイ・・・・鉄道ガ・・・・お知らせ・・・」「な


だ?放送機器の故障か?やっぱ駄目だなフジーIR社の機器じゃないのは・・・」フジーは思っ

た。そのとき、「ギャー!」後方の車輌で悲鳴が聞こえた。「何だ!?」フジーは席を立つと後部

車輌に走った。そこは車掌室のある車輌だ。悲鳴が聞こえたのはここらしい。「車掌さん!どう

しました。フジーは車掌室の扉を叩くが反応がない。フジーは車掌室の扉をこじ開けた・・・・・

「うっ!」フジーが息を呑む。そこには車掌が血だらけで倒れていたすでに息はしていない。「ワ

ー!!」客室がパニックになる。運転士にその状況が通達され、緊急停止することになっ

た。・・・・が・・・「こちらのぞみ456、センター、聞こえますか・・・・非常事態です・・・・・」運転士が

司令センターに通報する。「車掌が倒れたとの情報です。臨時停車を要請します。」「センター

了解、現在地新横浜付近、三島で臨時停車せよ!」「のぞみ456了解!・・・・さて、三島停車じ

ゃそろそろ制動をかけないと」運転士はブレーキハンドルを引く。・・・・が!「何だ・・・ブレーキ

が利かない!!」司令センター・・・「のぞみ456より緊急!!」司令員が叫ぶ。「事態を確認せ

よ。」司令長が言う「こちらセンター、のぞみ456詳しい状況を知らせよ。「こちら456、まったく持

って不明です。ブレーキハンドルがまったく作動しません。しいて言えば何者かに押さえつけら

れている感じです・・・・あっ各電子機器、ダウンしました・・・・・・・・・・」司令部がざわめく。「456

の位置は?!」「現在小田原付近です。運行モニターの光点はのぞみ456小田原、編成17輌と

標示されている。「えっ!?17輌?のぞみは16輌だぞ!!」「まもなく酒匂川橋梁を渡ります。

橋梁設置の外部カメラの映像です。」司令員がモニターを切り替える。橋の上から俯瞰した新

幹線の画像が映る。「なに!17輌の正体は・・・・・



「全列車!待避線へ入線させろ!!」司令長は先行する電車の退避を命じた。幸い、早朝だ

ったため、前方にも車輌が多くはなかったので退避は無事に終わりそうだった「司令!これは

一体・・・・」司令員がいう。「呪・・・・電車だ・・・・」



のぞみ456車内。車掌の亡骸には毛布がかけられている。フジーは車掌室を調査していた。

「警察の方ですか?」もう一人の車掌がフジーに声をかけた。「いえ、違いますが。」フジーはそ

う言うと車掌に声をかけた「何があった?」車掌は口ごもった。しかし、フジーが何か普通の乗

客とは違う感じがしたので話した「ちょっとこちらへ・・・」フジーをデッキに連れて行く車掌。「パ

ニックを避けるために公表はしてませんが、どうやら当電車の後方に今世間を騒がしている呪

電車がくっ付いています。現在、まったく制御できない状況です。幸い、運行中の前列車は全

て退避させていますので衝突の危険は無いですがなんにせよ早くしないと・・・」「どこか、窓の

空くところは。」「はっ!案内します!」フジーはポケットから何かを取り出し車掌室に入る。「乗

客が感ずいてパニックになる前に何とかする!」「おねがいします。」車掌の言葉にフジーは頷

くと空いた窓から携帯用救難信号ロケットを発射した。







某無人島



「パパからだ!緊急だ!」ワタルが叫ぶ「ヨシーダー!回線を開け!」「おう!」回線が開かれ

た。モニターにフジーが写る「パパ、どうしたんですか?」「私ののったのぞみだが、例の呪電

車に取り付かれた。私は車内で出来る限りの対処はする、お前はクリターバードを指揮

し・・・・・・ムダナコトヲ・・・」雑音が入り映像が乱れる「パパ!」「わ・・・タル・・・・クリ・・・・バード

をたの・・・・・ザー」映像が砂嵐に変わる。「ワタル・・・・・・」一同がワタルを見る・・・・・

「クリターバード出撃!パパを助けるんだ!!」



上空



飛行するクリターバード2号、ワタルとキドーが乗り込んでいる。残りはフユローブ号(フユー専

用車」に乗り込んで現場を目指す。







陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地、ガードチェイサー待機所







「現在、東海道新幹線において呪電車出現!ガードチェイサー出動!高幡が命じ、ガードチェ

イサーの面々が待機している2機のUH1に、乗り込む。「さあ、真里さん、乗ってください、足元

に気をつけて・・・」高幡が真里をUH1に乗せる。「鉄・・・・くん・・・」UH1が飛び立つ。のぞみ456

運転席「司令部、どうすればいいでしょうか!」運転士が司令部に聞く「先行列車の退避は完

了した。衝突の危険は無い。それと陸上自衛隊の特殊救助チームが向かっている。君は運転

に専念しろ!」「はっ!」







飛行するクリターバード2号。「後方にヘリコプター」キドーが言う「陸自のUH1だな。パパの新

幹線に向かっているらしい。」「前方に飛行物体、例の特殊救助チームです!」UH1のパイロッ

トが言う。やがてUH1は2号の横にくる。UH1のパイロットはコクピットのワタルに敬礼すると2号

を追い越していった。「いやー、自衛官ってやっぱ頼りになる感じだな。」キドーが言う、「そうだ

なあ、俺等も負けてられんぞ、さ、急ぐぞ!」2号は加速する。







新幹線車内「アナタはいったい・・・・」車掌がフジーに聞く「蟷螂救助隊クリターバード司令官フ

ジークリーターだ、現在、救助隊員である息子達が向かっている、安心したまえ」・・・ゴオオオ

オ「ホラ、きたぞ!」2号機内、「いた、あの新幹線だ!」「後ろに張り付いているのが呪電車だ

な。よし、接近する・・・・」「フフフフ無駄ナ事ヲ・・・・」呪電車を包み込んでいる光りの一部が光

線となり2号に降りかかる。

「クソッ!脱出だ!」2号は爆発した。「あっ、救助隊が・・・・!」到着したUH1のパイロットが墜

落していく2号を見る。2号は山につっこみ大破、民家に被害は出てないようだ。「俺等の出番

だな・・・・」高幡はそう呟き、叫んだ。「狙撃チーム、接近し、除霊弾を打ち込め!」狙撃チーム

を乗せたUH1が新幹線に接近する。「無駄無駄無駄ァ〜」「うあっ!」狙撃チームをのせたUH1

が爆発した!「クソッ!」高幡の乗るUH1が離脱する。「高幡さん・・・・」真里が言う「呪電車・・・

いえ、鉄君に近づいてください。」「しかし、危険だ・・・・」「お願いします!!」真里の目は真剣

だった。「おい、前田、接近できるか?」高幡はUH1のパイロット前田2尉に言う。「まかせてくだ

さい。俺は陸自きっての名パイロットとよばれています。あんな光弾かわして見せます!」「ふ

っ、頼もしいな・・・よし、接近!」UH1は呪電車に近づく。

「マタキタカ・・・・」光弾がUH1に降り注ぐ。が、次々にかわすUH1「ヤルナ・・・・ナラ、コレドウ

ダ?」怪光がUH1を包む。「ぐああ、」「クッ」「きゃあ」高幡ら隊員たち、真里の体が動かなくな

る。「なんだ・・・体が・・・動かん・・・」高幡が呻く。「クソッ、高度が下がるっ!」前田が言う、万

事休すか?そのとき「て・・・鉄君・・・もう、止めて・・・・・お願い、止めて〜!」真里だ「ク・・・真

里・・・チャンナノカ・・・・」高幡らの体が徐々に動くようになる。一瞬恩念力が弱まったのだ。

「鉄くん、私が悪いの、私が・・・許して!鉄君!」「マリ・・・真里ちゃんなのか・・・・・」「そうよ、鉄

君、私、やっぱり鉄君が好き、本当に・・・だからもう止めて!」真里は必死で呼びかけた。「体

が動きます!リカバー!!」UH1は高度を取り戻すと再び呪電車に平行する。「真里ちゃん、本

当なんだね・・・・・」「鉄君・・・・」「でも真里ちゃん、もう僕の力じゃどうしようもない、僕の心は悪

霊に・・・・ぐああ!」「鉄君!?」「オマエ・・・マダニンゲンノココロガステキレテイナイナ・・・・ミド

コロノアルヤツダトオモッテイタガ・・・シカタナイ・・・・・」「ぐあああ」呪い電車の速度が落ちる。

「何が起こっている!?」高幡が霊力チームの最も霊力に強い三神2曹にに聞く。「・・・・分かり

ました・・・・戦っています、悪霊の思念と・・・」「赤木さんがか?」「はい」「真里ちゃん、お願いが

ある。僕の残された霊力で奴を止める事ができるかもしれない・・・」「でも鉄君は・・・」「僕は消

えてなくなる・・・でも真里ちゃんの本当の気持ち聞けたから悔いは無い。さあ、止められるのは

一瞬だけだ・・・呪い電車を撃ってくれ・・・・うおおおおお!」「グアアアア、キサマァ!ナニヲシタ

ァ!」「高幡さん!お願いします。鉄君を自由にしてあげて!」「よし、分かった。分隊!射撃用

意!」UH1のドアが開かれ三神2曹ら霊力チームの隊員が89式小銃を構える「「除霊弾装填よ

し!撃ち方始め〜!」





「真里ちゃん・・・・さようなら・・・・」







「さようなら・・・・鉄くん・・・・」真里の頬を涙が伝う







呪電車は青白い光りを発しやがて新幹線からはなれた。「ブレーキ、その他復帰!緊急停止し

ます!」のぞみ456号は減速を始める。呪電車はそのまま停止し光に包まれる「グアアアア、

コレデスムトオモウナヨ・・・・ワタシハ・・・・エイキュウダア・・・・・!光が消えるとそこに呪電車の

姿はなく、のぞみ456号が停止していた。UH1機内「霊力感知装置、反応なし・・・・作戦成功・・・

です。」三神2曹が報告する「状況終了・・・」高幡はそう言うと真里をみる。真里は泣いていた

「鉄君、幸せに・・・なってね・・・・」







山中、クリターバード2号墜落現場



「お〜い、キド〜生きてるかあ?」「う〜んなんとかなあ」ボロボロになりながら2人は現場をめ

ざす。とにかくパパの新幹線にいこう、あそこで止まっている。」「お〜2人とも無事かァ」フユロ

ーブ号だ。「今ごろきやがって、なにしてたんだ、」「いや〜車検切れなの忘れてて爆発の恐れ

があったからカラーコピーできるコンビニ探してたら遅くなった。スマソ」「そうか、それじゃ仕方

ないな、救助に行ったはずが被害を広げるような事だけは避けんといかんからな、とにかく現

場へ行こう」







のぞみ456停止地点



車掌の遺体が運ばれている。負傷者等も各医療機関に運ばれていった。それ以外の乗客は

各目的地をめざし用意された代替バスで散っていった。フジーはバスに乗ろうとしたが「パパ

〜!」「お〜ワタル〜!」フジーはワタルが無事なのを確認した。「パパ、ごめんなさい、2号壊

しちゃいました。」「なあに、お前が無事なら構わんよ。」「パパ、どうするの?京都・・・そうだ

な・・」フジーは皆の乗るフユローブ号を見る。せっかく皆いるしフユローブ号もいるからたまに

は家族旅行といくか!」フジーの提案にクリターバードの面々は喜ぶ。そしてフジーをフユロー

ブ号に乗せた。「よし、フユー、京都だ京都に行こう!ヨシダヲスクエ」クリーターファミリーをの
せた

フユローブ号が動き出す「おい、車検平気か?」「カラーコピーしたばっかです。平気です」







こうして一連の呪電車騒動は解決した・・・・・かに見えた・・・・・・















「フフフ・ワタシハ・・・カナラズカエッテクルゾ・・・・・」







第3話 完







次回予告







天下の険、箱根に恐怖が訪れる







「アレは・・・・まさか」







大爆発!







「こ・・・これは・・・TNT矢!?」







「あの・・・メリーラムの・・・・」







よみがえる悪夢!







「箱根屋さん、今回も逃げないの?」







危険な置き土産!







「現場の帯川です!自衛隊に災害派遣命令が出た模様です!」







火山の恐怖!







「危険です!すみやかに避難してください」







次回クリターバード第4話 「復活の毒矢」(前編)にご期待ください







「フユー先生・・・」



「幸子さん・・・・・」







第4話 「復活の毒矢」(前編)







神奈川県足柄上群箱根町。



ドーン!!「また、爆発音だ、何だろう最近多いけど・・・・」箱根の人々は不安をかくせないでい

た。そのころ、箱根では謎の爆発が頻繁に発生していた。火山の影響かとも思われていたが、

それは考えられない不思議な物だった。関係各省庁も調査をしているが全くもって進展しなか

った。「箱根町で謎の爆発・・・か・・・」ワタルが新聞を広げている。「自然の猛威かはたまた宇

宙人の襲撃か?か・・・・宇宙人じゃ俺たちじゃなくてウルトラ警備隊の仕事だな・・・・。」「おい、

ワタル、また新聞か、たまにはテレビでもみろや!」キドーがテレビを付ける。「まむし博士の物

理教室〜!やあテレビの前のチビッ子達、元気かな?さあ今日は元素記号の覚え方だよ〜い

くよ〜!エッチなりなちゃん・・・・・」「教育番組か、この手の番組の構成ってかわらんなあ」突如

画面が切り替わる「なんだ?」キドーとワタルは画面を見る「番組の途中ですが緊急ニュースが

入りました。神奈川県箱根町で頻発している爆発ですが、今までに無い規模の爆発が観測さ

れたとの事です。詳しい詳細や進展がありしだいお知らせします。では引き続き、まむし博士

の物理教室をお楽しみください・・・」「・・・・クラブで腰振る!さあ・・繰り返してごらん・・・」番組

が戻った。「これは出番かもな、皆を呼んでくれ」



そして、その日の夜、クリターバードの面々は報道特別番組を見ている











「ニュース21の時間です。こんばんわ、鈴木充です、本日のニュース21は内容を大幅に変更し

てお送りします。今朝、大規模な爆発が観測されたという箱根についての情報を中心にお知ら

せします。本日9時30分ころ神奈川県箱根で突然山の方から大きな爆発音が2回聞こえたと

の通報があり、県警、消防が火山活動、事件の可能性で調査しています。現場は温泉街の近

くの山で現在のところ温泉宿泊施設に被害が出ているかは不明です。また、一部では電話回

線が不通になっているとの情報があり防災放送やラジオなどで情報収集し、すみやかに非難

することが勧告されています。では、現場の帯川記者に中継がつながっています。」



「帯川です。現場は私のいる10キロ先の山中でここから先は避難地域に指定され、入れませ

ん。先ほどから宿泊客を乗せたバスが通過していますが中には早い避難勧告と恐怖からか着

のみ着のままの人も見受けられます。・・・あっ最新情報が入りました。自衛隊に災害派遣命令

が発令された模様です。現在御殿場から34普通科連隊、座間から第4施設群が向かっている

との事です、またなにか情報が入ったらおしらせします。現場から帯革がお伝えしました。」







「パパ・・・・・どうしますか?キドーが聞く「よし、全員、非常体制、すぐにでも出動できるよう

に!」それぞれが散っていく。フユーは5号の格納庫に向かう。「よし、各装置よし、さて、次は

フユローブ号だ・・・・」フユーは五号のタラップを降り、フユローブ号の車庫へ向かう。「でもこの

5号格納庫は一番離れているからいつきても不気味だよな・・・静かでさ・・・なんか聞こえてき

たりしたら俺、卒倒するぞ・・・」フユーは独り言を言いながら歩く。そのとき「・・・・・先生・・・・」何

かが聞こえた。「何だ・・・・・ついに出たか。・・・・」フユーは驚く「フユー・・・先生・・・」声は直接

脳に響いてくる。「えっ、もしかして・・・・・幸子・・・さん」



注、赤字は回想シーンです







神奈川県相模原市相模第一工業高校



「本日、本校に教育実習生としてこられたフユー・クリーター先生です。」「始めまして、3週間の

実習期間、皆様と一緒にやっていくフユー・クリーターです。「先生ご趣味は何ですか?」1人の

女生徒が聞く「僕の趣味は・・・んー、弓道かな・・・・実は有段者・・・・。フユーが言う「本当です

か?私、弓道部部長の墨田幸子といいます。よろしければ道場によってください」「はは、元気

のいい娘さんだな・・・わかった」



「幸子さん・・・・幸子さん・・何処にいる?」フユーは問い掛けた。しかし・・・・「いや待てよ・・・幸

子さんは・・・・」







弓道部道場、「あっフユー先生!」墨田が言う、「おう、来いと言ったからきたよ」フユーが部室

に入る。「フユー先生は弓道が趣味なんですって、」墨田が部員に紹介する。「シャチ〜ホント

はフユー先生に惚れたね」「そんなんじゃないよ、」墨田は赤くなった。「あっ図星?」「そんなん

じゃないって、さあ、先生、弓道教えて・・・・」「ああ、僕でよければ、これでも有段者だし・・」







そして3週間後







「皆さんと過ごした日々、忘れません、とてもいい経験をさせてもらいました、ここで学んだ事を

糧にし、立派な教員になれるようがんばります。ありがとうございました」フユーが教育期間が

終わり大学に戻るため挨拶をしている。そして、フユーは職員室と校長室を回り、校門を出た。

するとそこに墨田がいた。手にスーツケースを持っている。「あれ、墨田さん、それに、その荷

物・・・」「はい、弓道の世界大会に出るため今から中国に行くんです。」墨田は言う「そうか、じ

ゃ成田まで送るよ」墨田を車に載せ、フユーは成田に向かう。「へ〜、弟さんは自衛官なん

だ・・・」「はい、少年自衛官といって中学を卒業したらすぐに入る特別な物らしいです。物好きで

すよね、うちの弟・・・・」世間話をしている間に成田空港に到着した。出発ロビー「日空145便上

海行き、搭乗を開始します・・・」アナウンスが入る。「あっ、もうここでいいです・・・・」墨田が言う

「あっああ」フユーが答える「ねェ、フユー先生・・・・帰ったらまた会ってくれますか?」「幸

子・・・・さん。」「フユー先生・・・・」



だが・・・・・・・・



「臨時ニュースをお伝えします。日空145便がレーダーから消滅しました・・・」







「幸子さんは・・・・事故で亡くなったはず・・・ここにいるわけが・・・・」







「フユー先生・・・・」「やっぱり幸子さんだ。「幸子さん!どこだ!どこにいる!」フユーはさけぶ

「フユー先生、お久しぶりです。箱根の爆発事件の事でお願いがあります・・・・・・・・」墨田の姿

は相変わらず見えないが声は直接脳に届いている。「どういう事だ、幸子さん。」「私、あの事

故で一度死にました。でもミスターKと名乗る者に蘇生処置をされ、ミスターKの忠実な僕として

生かされました。ミスターKは私の弓道の技術を利用しTNT矢を装備した9Dソルジャーの行動

隊長に任命し、洗脳されていた私は言われるがままに破壊の限りを尽くしました。」「まさ

か・・・・幸子さんが・・・あの、メリーラム・・・・」「その通りです。ですが、記憶を取り戻すことが出

来、私は自らの命と引き換えにあのTNT要塞を破壊しました。だけど強靭な耐久力があるTNT

矢は全て破壊されたわけではありません。不発弾となってまだTNT要塞の跡地に残っていま

す。それらを全て破壊してください。そうしないと、更なる惨劇が日本を・・いえ世界を襲います。

お願いします・・・フユー先生・・・・・」「おいっ幸子さんっ!」墨田の声はもう聞こえてはこなかっ

た・・・・・・「TNT要塞の・・・・跡地・・・・・」







第4話 完







次回予告







フユーの元に現れたメリーラムの幻影、全ての答えはTNT要塞にあった。



箱根の山に戦慄が走る!



次回クリターバード 第5話 復活の毒矢(後編)







にご期待ください! 



「幸子さん・・・・今、行くよ・・・・・」

クリターバード

第5話 復活の毒矢(後編)



「おいっ、フユーが勝手に出動したぞ!」ワタルが司令室に走りこむ。「何だって」司令室が慌し
くなる。「フユーの位置は?」フジーが叫ぶ「現在、フユローブにてを箱根方面へ爆走中!」カト
ーが報国する。「箱根になにがあると言うんだ・・・」



小田原市内



「もう少しで箱根だ。」フユローブ号はひた走る・・・が「そこの車輌!停止してください。」箱根に
続く道で陸上自衛隊による道路閉鎖が行われていた「この先は第一級危険区域に指定されて
いて通行できません」自衛官が制止する。「フッ・・・・」フユーはアクセルを全開にし加速して突
破した。吹き飛ぶ軽装甲機動車。「おい!待て!」



箱根湯元



箱根湯本駅でVSE脱線している。車輌には岩石が多数衝突していて、駅施設や周辺の温泉旅
館も倒壊、または半壊している.。「急がねば・・・・」フユーは芦ノ湖湖畔を目指し走る。



芦ノ湖

度重なる爆発により周囲の木々はなぎ倒されている。「先生・・・・」「幸子さんか!」再びメリー
ラムの声が聞こえた。「基地の入り口はあの座礁している海賊船の真下です。今、海賊船をど
けますから急いでください」その声が聞こえると観光海賊船は超常的な力で消え去った。「急が
ねば・・・」フユローブ号は基地進入口に入った。内部は入り組んだ迷路のようになっていた。
「くそっどこなんだ、弾薬庫は・・・・・」「制御室・・・・制御室の自滅装置を起動させてください。そ
れを起動させれば残留TNT矢をすべて破壊できます。制御室への通路を示します。」メリーラ
ムの声が聞こえなくなると、フユローブ号のレーダーに位置が表示された。



箱根上空



「こちら2号、フユロープ号はミスターK基地跡地へ進入した模様、ただ、進入口は土砂に埋も
れています。」本部のフジーにワタルが報告する。「よし、着陸しレシプロモグラを出せ、掘削し
ながら内部に侵入、フユーを連れ戻せ。」



基地内



「ここか・・・・」フユーは車を降り制御版の上に立った。「これだ・・・・」ボタンを押す。「ジメツソウ
チサドウ、スベテノTNT15フンゴ、バクハツ、キケン、スタッフハタイヒセヨ・・・・」アラームが鳴り
響く、「よし、離脱・・・・・・うおっ」フユロープ号に乗り込んだ直後制御室入り口の上部が崩壊し
た。「くそ!なんだ、このアラームは・・・・」レシプロモグラのコクピットでワタルが言う「なんかキ
ケンだから退避しろっていってますぜ」同乗のキドーが言う「とにかくフユーを早く見つけ出さん
と・・・・・「聞こえるか、緊急事態だ!」モニターにフジーが映る。「要塞跡が爆発する事がわか
った。先ほどフユーから連絡があった。」「フユーが!今どこに?」「制御室に閉じ込められてる
らしい。」「救出を!」「それは無理だ・・・・あと3分で爆発する、そのまま上部を突き破り地上に
出て退避しろ」「フユーはどうするんだ!」ワタルが叫ぶ「俺の事は気にするな。俺が一連の爆
発事件を解決させた、人類を救ったんだ、レスキューとしてこれ以上の幸せはない」「おい、フ
ユー何を言っている!位置を知らせろ、救出する!」ワタルが叫ぶ。「みんなによろしくな!」無
線が切られた。「幸子さん・・・・今行くよ・・・・」



「くそっ!どうしたらいいんだ!」「バクハツマデアト5フン」「ワタル、離脱しよう!ここで俺らまで
死んだら誰が地球を守るんだ!フユーを無駄死にさせるつもりか!」キドーが言う「・・・わかっ
た・・・離脱!」岩盤を突き破り地上に出るレシプロモグラ。「・・・・先生を死なせない・・・・」



大爆発!!



「こちらルシファー66、一連の熱源消滅」「本部了解、気象庁からも火山活動が通常に戻りつつ
あると報告が入っている。帰投せよ」P3Cが通過する。「レシプロモグラをコンテナに積み、2号
が離陸準備に入る「帰るぞ・・・・・くっ・・フユー」ワタルは窓に目をやる「ふ・・フユー?」「おー
い!」フユーが走ってくる「あいつ、生きてやがったのか!よし、フユー搭乗後、離陸だ!」離陸
する2号「ワタル、芦ノ湖上空をフライパスしてくれ」フユーが言う。手には花束が握られている。
「芦ノ湖だぜ」「よし・・・・幸子さん、有難うな、忘れないぜ・・君の事・・・・」フユーは花束を静か
に投げた・・。



第5話 完



第6話
黒い爆撃機・・・再び・・・(前編)
 
航空自衛隊百里基地
「304飛行隊スクランブル!国籍不明機、首都圏内に向け北上中!」

2機のF15Jが緊急発進した。
「マーチ17、現在地、野島崎南東、目標は東京急行コースで進入中」F15J1番機パイロット鶴見一尉が報告する。
「了解、会敵後、警告発信および撮影を実施せよ」「了解」2機のF15は加速し目標に接近する。「よし、あと10分でみえるぞ・・・」
そのとき僚機の川崎3尉から通信が入った。「一尉、こいつは本当に航空機ですか!巡航ミサイルでは」鶴見は時機のコンソールをみる。コンソールに
表示されているのは「機種不明、速力マッハ6」鶴見は息を呑む「この高度でこの速度を出せる航空機は無い、最速の航空機SR71でさえマッハ3だ、北の
ミサイルか・・・」「こちらマーチ17、目標、航空機の可能性ゼロ、巡航ミサイルと思われる。弾頭は不明」司令部に報告する。

同時刻、某無人島
ワタルクリーターがラジオを修理している。「ワタルよお、ラジオまだ直らないのか!ラジオドラマおにいちゃーん電話だよおが聞きたいのに」キドーが言
う。「まってくれ、もうすぐ直る・・・・・よし、直った、チャンネルは?」ワタルが聞く「42731」キドーが言いワタルがチャンネルを検索する。「おっ航空自衛隊
無線が受信できた・・・・なになに・・・マーチ17、目標、航空機の可能性ゼロ、巡航ミサイルと思われる。弾頭は不明!?」「おい!パパを呼べ、何かヤバ
イ感じがする!」ワタルが叫ぶ

洋上
「目標、速度変わらず、首都圏内へ進行中!」「了解、現在内閣府から連絡があった、政府は目標をミサイルと断定、被害防止のため撃墜せよ!武器
使用許可、繰り返す、撃墜せよ」「了解!撃墜する!」F15は目標に接近する「川崎っ聞いての通りだ、目標を打ち落とす。FOX1(サイドワインダー)で行
く!」

「キキキキキ、ワレヲオトセルモノカ・・・・・」

「タリホーターゲット!・・・・何!?」

「目標!ミサイルにあらず!目標は航空機!繰り返す・・・・無尾翼の航空機だ!うあっ!」
目標は物凄い速さであっという間に見えなくなった。「つ。鶴見1尉・・・・あ、あれは・・・」「しんじられん・・・とにかく帰投だ!事実を報告する!」

無人島クリーターアイランド
ワタルがフジーを呼んでクリターバードの面々が集まっている。「これが航空自衛隊の無線から解析したデータだ」フジーが
書類を配る。「マッハ6の航空機、・・・こんなのあるのか?」ヨシーダが言う「何かの試作機とか・・・」カトーがメカニック雑誌を見ながら言う。「でもよ、マッ
ハ6なんて
スピードを出す航空機なんて今の技術じゃ無理だぜ、オーロラとかいうのが一時期話題になったがあれは現実には程遠いシロモノだからな」
個々に会話が進む。「もしかしてこれじゃないですか!!」一昔前のメカニック雑誌の1ページを皆に見せる。ページの端に小さく載っているだけの
記事だったが。「夢の超高速機製造計画挫折!?」読んでくれ。フジーがいう「なになに、サカイエアロスペースUSAと米空軍技術研究所の共同開発の
ステルス超々音速爆撃機計画頓挫、原因は航空機の弾種搭載技術の発展などで爆撃用航空機の需要が少なくなったためとコスト問題であり、ペーパ
ープランで終了した・・・・・」「サカイエアロスペースUSAって?」ヨシーダが聞く「坂井グループの航空機製造部門さ、USAはそのアメリカ支局だな。NAS
Aとも連携しているらしいぞ」ワタルが説明する。「たしかにマッハ6を出す航空機・・・でもペーパープランで終わったって書いてあるぞ」「でもそれはマスコ
ミに発表されている事であって、実は完成していたとしたら・・・・・」その時!ビィー!ビィー「謎の飛翔体、本島に向け接近中!速度マッハ6」自動警戒装
置が探知し、基地内に放送が流れる。「1号!2号発進!および対空迎撃体制を取れ!」フジーが叫び、クリーター兄弟が各持ち場に着く。クリーターアイ
ランドに近づく飛翔体とは!そしてクリーターファミリーの運命は!?

第5話完
 
 速度マッハ6を出す謎の飛翔体、コイツの正体は何なのか!
今まさにこの脅威がクリーターアイランドを覆い尽くそうとしている!クリターバードは
どうなってしまうのか!!

次回 クリターバード 黒い爆撃機・・・再び・・(中編)にご期待ください

第6話
黒い爆撃機・・・再び・・・(中編)


「アンノウン、依然進行中!」繰り返し司令室に警報がなる。「ワタル、2号発進まだか!」フジーが2号に呼びかける。
「パパ!まもなく発進します!」

航空自衛隊レーダーサイト
「アンノウン領空に出現!速力!マッハ6!例の機体と思われる!E2C離陸しました。監視行動に入ります。」

「続いて百里基地よりF15スクランブル発進しました!」

航空総隊司令部。
「E2C、F15J離陸しました!」「今度こそ見失うな・・・・・なんとしても正体を暴くのだ」航空総隊司令が言う。

某無人島
「2号!出ます」



「キキキキキ!」
「目標発見!パパっ、撃ちます!」2号のワタルが言う「よし!やれ」
「Kスパロー発射!」Kスパローは空対空ミサイルのベストセラーAIMスパローをクリターバードが独自(違法コピー)に改良(悪)した空対空ミサイルだ。
「3 2 1・・・・てー!」2号からKスパローが発射される。Kスパローは目標に迫る。

「キキキキアタルモノカ・・」
kスパローは外れた。「くそっ、もう一発行くぞ!」ワタルが叫ぶ。「ワタル、フジーだ、航空自衛隊のF15が接近中だ!本島の位置が分かってしまう、早く
片付けろ!」フジーが言う。

上空、E2C早期警戒機
「アンノウン、マーカス島沖合い40キロ地点の蟷螂島に接近中。マーチ17、18はそちらに向かえ」
上空、F15編隊
「了解!川崎っ!行くぞ」F15
編隊長、鶴見1尉が僚機に呼びかける「はいっ!今度こそ始末しましょう!」F15は加速する。「F15接近中!」基地のモニターを見てフユーが叫ぶ。「ワタ
ルっ!まだ片付かないのか!」フジーが思わず叫ぶ。「キキキキキ・・・ム!?・・・・チッ、3タイ1デハフリダ・・・・イッタンヒコウ・・・」F15の接近に気付いた
黒い爆撃機(仮名)は超常的に消えた。「目標ロスト!」F15の鶴見は驚愕する。「何てことだ、蒸発するように消えてしまったぞ。」そのとき!?「1尉っ!
4時の方向!」僚機の川崎が叫ぶ。鶴見はレーダーレンジを調整し、正確な位置を捉える「パパっ!航空自衛隊に見つかりました!」ワタルは叫ぶ「早く
島に戻れ、振り切るんだ!」しかし2機のF15はついに2号を捕らえてしまった「タリホーターゲット!あっあれは!?」「つ、鶴見1尉・・・」「とにかく追撃
だ!」「F15に追尾をされています!パパッ!」「フルパワーで振り切れ!」「鶴見一尉、目標逃走を図る模様!」「こちらマーチ17、司令部、現在未確認
航空機を追撃中、繰り返します、当初の目標以外の未確認機を追撃中!」司令部に報告しつつ追撃を続行するF15、「パパ、早く着陸ゲートを開いてくだ
さい!」クリーターアイランドに近づく2号、「よし、2号収容後直ちにカモフラージュシステムを作動させよ!」フジーが叫ぶ。カモフラージュシステムとは特
殊な念波を撒き散らし、島に近づく物を全てただの無人島に見えるようにするシステムである。「2号収容!・・・カムフラージュシステム・・・・間に合いま
せん!」カトーが叫ぶ、島に近づくF15「なんだ!あれは?まるで自然の要塞じゃないか!こんなものが何故!?」「1尉、目標ロスト!」川崎が驚愕する。
「帰投するぞ!司令部に報告だ!」離脱するF15、

陸上自衛隊八王子駐屯地
1本の電話が鳴る。「ハイ、ガードチェイサー高幡。」「・・・・・・わかった」ガチャ・・・・・・・

謎の黒い爆撃機の出現により混乱する日本、そしてクリーターアイランドの位置が暴露されてしまった蟷螂救助隊。
彼らの運命は!?

次回クリターバード

黒い爆撃機・・・再び・・・(後編)
にご期待ください

第7話
黒い爆撃機・・・再び・・・(後編)

「パパ、どうしましょうか。蟷螂島の秘密基地が見られてしまいました。」
「見られたことはじじつであるのでしかたがない。我々の活動はやりにくくなったことは事実だ。」

そのころ、防衛省では蟷螂島の謎の施設の事が報告され、黒い爆撃機の秘密基地ではないかと議論が続いていた。

しかし、真相を誰よりも早く理解していた人物が二人いた。一人は陸上幕僚長である坂田三男、もう一人はガードチェイサー司令だある高幡不動であっ
た。二人はクリターバードに関しては好意を持っていたため、敢えてその事を言わず、成り行きを見ているのみであった。そんななか、事件が起こった。

「キキキキキ旅客機を攻撃するだキキキ」
蟷螂島付近を成田初シドニー行きの日空機が飛行していた。
黒い爆撃機は日空機を攻撃した。日空機は左の主翼にミサイルが命中し、主翼の半分がもげてしまった。しかしながらどうにか飛行を続けて成田空港
に向かおうとした。しかし、主翼の半分を失った日空機は着陸の為に速度をおとしたら失速によって墜落する危険があり、速度を落せない状況であっ
た。日空機を助けるにはほかの飛行機が主翼を押さえながら着陸する他に助かる方法が無い。しかし、それをできる飛行機は国際救助隊と蟷螂救助
隊以外は持ってはいなかった。日空機はどうにか飛行している状態であり、国際救助隊の到着を待っている間に墜落してしまうのが確実であった。

「キキキキキクリターバード日空を助けてみろキキキキキ」
クリターバードの司令塔に黒い爆撃機から無線が入った。
「パパ、どうしましょう。2号を発進させれば救助は可能ですが、上空には戦闘機や哨戒機がいます。発進時はカモフラージュ装置を解除しなくてななりま
せん。前回は突然のことで詳細までは見られなかったと思われますが今回は蟷螂島の調査の為に飛んでいます。我々の活動は秘密であるからできるこ
とで秘密を知られてしまっては活動ができません。」

そのころ上空を警戒していたF-15は損傷した日空機に近づいて被害を確認し、司令部に詳細を報告していた。
 報告の内容は
<左主翼損傷、機体は極めて不安定な状態、このままでは飛べて1時間。海上に墜落するのは確実>
それに対する司令部からの支持は1編隊は蟷螂島の警戒を続行、もう1編隊は日空機の警戒であった。そしてもう一つ重大な命令も有った。市街地に
墜落する可能性のある場合は躊躇なく海上にて撃墜せよ。

「パパ、このままでは300人を見殺しにしてしまいます。」
「お前たちの気持ちはよくわかる。しかし、我々の救助の対象は今回だけではない、クリターバードを発進させれば300人は助かるであろう。しうし、今後
助かるであろうもっと多くの人はどうなる。発進させれば活動はできなくなる。それを考えてくれ。」
皆はその言葉を聞いて静まり返ってしまった。
「しょせん蟷螂救助隊は国際救助隊の偽者だったんだな。」フユーは言う。
「ちがう。蟷螂救助隊は偽者ではない。だからこそ今回はこらえるんだ。もっと多くの人を救うため。」パパは言う。

この事態を感づいていた坂田三男と高幡不動はある命令を下した。
<東京上空に黒い爆撃機出現。陸海空全ての部隊は現在の任務を破棄し、東京へ向かえ>
「パパ、旋回していた戦闘機が帰って行きます。」
「信じられん。何があったんだ。しかし、黒い爆撃機は今も見えるところに飛んでいる。」
「キキキキキマジーどうして逃げるの、何が有ったのキキキキキ」
「パパ、上空に自衛隊機は居ません。2号の発進が可能です。」スケボーを片手にキドーが言う。
「クリターバード ア ゴー。」
高らかに発進の号令が発せられた。
2号は轟音を発しながら発進した。
「キキキキキこしゃくなクリターバード、撃墜してくれるはキキキキキ」
ビービービービービー  ミサイルシーカー波探知
警報が鳴る。
「腐っても2号は坂井式だ。ステルスモードくらいは標準搭載している。ステルスモードオン。」
「あれ、なんだ、スイッチに何か注意書きが。」
「なっなんだ。」
<予算の範囲内でステルスモードが搭載できませんでした。代わりにお酢を噴射する(捨てる酢)装置を搭載しておきましたのでご了承下さい。>
「なんじゃこらーーーー。」
ドッゴオーーーーーーン
ミサイルが2号の近くで爆発した。
「うぎゃーーーーーーーーー。」キドーは衝撃で絶叫した。
その衝撃で2号からミサイルが発射された。
「キキキキキ、ミサイルか、無駄だ、電波を吸収する私には無駄なことよ。キキキキキ」
そのとき2号から発射されたミサイルが急に方向を変えて黒い爆撃機に向かって飛んでいった。
「キキキキキ赤外線誘導か。無駄だ、画像赤外線フレアー放出キキキキキ。」
「な、なんだ、これでもだめか、いったいどうしてこの私に向かってくるんだ。」
ヅッドオーーーーーン
ミサイルは黒い爆撃機を貫いた。
「キキキ弾頭は不発か、どうにか助かった。しかしこのままでは不利だ。ひとまず退散だキキキ。」
黒い爆撃機は逃げていった。
「今のミサイルはなんだ。我々の開発(無断コピー改悪品)したKスパローではない。しかも奴を見事に貫いた。」
 そのミサイルの正体は坂井電子工業が極秘ににしていたパッシブ式電波誘導ミサイル コードネーム FOX5 であった。ステルスに対抗するために機
体から無線電波やレーダーの電波を感知して発信源に向かって飛んでいくミサイルであったが電波を出している物に向かっていく特性のため、確実に狙
った目標のみを捕らえて誘導する必要があり課題が多く、試作のまま開発が中止されてしまったミサイルである。2号への搭載は、秘密のため公にでき
ず、たまたま整備の為に預かっていた2号にランチャーレールへの搭載試験で搭載したまま忘れていたためである。
奇跡であったのは2号から発せられている電波ではなく黒い爆撃機から発せられている電波を感知したことで、試作品であったために弾頭が装着されて
おらず、撃墜まではいかなかった。

「パパ、日空機に近づきました。これから主翼を支えて救助します。」
「キドー、よくやった。しかし、試練はこれからだ。無事着陸させろ。」
「はい、パパ」
日空機は奇跡的に着陸に成功し、クリターバード2号は帰って行った。

次回予告

海上自衛隊横須賀地方隊

「出航用意!!」


そのころガードチェイサーは極秘で建造したメリーラムシステム搭載護衛艦に出撃を命じていた。

「メリーラムシステム作動!目標補足!!」

最新鋭護衛艦「DDM583 げっこう」がついに黒い爆撃機を葬りさる!!
しかし、勝利の凱旋とはいかなかった・・・・・・

「レーダースクリーンに新たな目標補足!呪い!?」

「プアアアアアアアアアアーン」


 次回クリターバード
「再起!呪電車」
にご期待ください


第8話
「再起!呪電車」(前編)
小笠原諸島、父島沖合、「キキキキ、私ノ命モツイニ終ワリヲツゲルトキガキタ・・・・老イテイクトイウノハ生命ヲ持ッタモノノ宿命ダ、ノコリノ命を全テ出シ
私の名ヲ残スノダ!イザ、トウキョウヘ・・・・・」黒い爆撃機は加速した。

そのころ

「出航用意!」海上自衛隊横須賀基地より巨大な艦艇がゆっくり桟橋を離れた。護衛艦隊司令室の窓では護衛艦隊司令がその光景を見ていた「必ず
ヤツを葬り去ってくれ・・・・頼んだぞ・・・・」そう呟き船を見送り続けた。
出航したのは最新鋭他用途護衛艦DDM583「げっこう」型である。全長 175.8m 全幅 17.8m 吃水 9.7m 、 坂井式ガスタービンエンジン4基搭載、25,0000
馬力 最大速力 40ノット以上 、乗員 360名 武装 ・Mk45 5インチ単装砲 2門、ファランクスCIWS 6基ハープーン対艦ミサイル4連装発射筒 2基、Mk26スタ
ンダードミサイル/アスロック連装発射機 2基、Mk41VLS(61セル)2基、搭載航空機SH60Jシーホーク2機、AH64Sシーロングボウアパッチ1機、そしてこ
の艦の最大の目玉が坂井式他用途情報処理装置「メリーラムシステム」である。(用途の詳細等は本店で解説していただく予定です。とにかくスゴいシス
テムだと思っていてください)その新鋭護衛艦が黒い爆撃機を補足せんとしていた。「メリーラムシステム作動!目標!黒い爆撃機に間違いありません」
CICより艦橋に連絡が入る。「対空戦闘用意!」艦は戦闘態勢に入った!「目標補足!!」「VLS展開!目標黒い爆撃機!FOX5発射!!弾数20!」メ
リーラムシステムとリンクする事で威力を発揮する最新鋭誘導弾、コードネームFOX5が2基のVSLから各10発づつ発射された。FOX5は弾頭や推進器な
どを交換することにより、地対空、空対空、艦対艦などあらゆる使用ができる誘導弾である。まだ試作段階ではあったが、性能テストも兼ねて黒い爆撃
機掃討戦に投入されたのである。一部の噂によると試作1号弾は何を間違ったか「クリターバード2号」に積まれていたという・・・・・「アノミサイルカ・・・・・
私にはモウアノミサイルニ対応スルチカラハ残ッテイナイ・・・・・コノノコサレタ私のサイゴノ怨念、オ前ニ託ス!」「命中!!」黒い爆撃機は消し飛ん
だ、残骸は霞むように消えた・・・・・ただ青白い光の玉が本土に向かって飛んでいった。護衛艦げっこう内「戦闘終了!横須賀に帰投する」艦長の命令で
艦は変針した。そのころ光の玉は国府津にあるJR東日本車両センターにたどり着いた、そして保存されていた旧型電車を包み込むようにして消え
た・・・・

数日後、

「もう大丈夫だ。坊主、田んぼになんか落っこちるんじゃないぞ。」「それにしてんもどうして田んぼになんか落っこちたの。」 フユーは言う。 「でんしゃが
まえからはしってきたの。よけたらたんぼにおこっちちゃったの。」「ガハハハハ、冗談はよせよ。線路が無いんだから電車なんか来るはずは無い。じゃ
ー今度からは気をつけてね。」ガチャッ、ブルーーーンブルーーーン。
  「今日のフユロープ号はやけに調子がいいな。車検(車検証のカラーコピー期限)まで時間はたっぷりあるし、今日はゆっくり帰るか。それにしても田
んぼに落ちた三輪車の救助にまで出動するとはクリターバードも変な任務までやるなー。まっフジーIRで呼び出されたのならしょうがない。あれのおかげ
で仕事もふえているし。」「クリターバードー青く光る広いー、、、、、なっなんだーーー。」プアアアアアアアアアアーン「でっ電車ーーーーーーーー。」「うぎゃ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」 「ただいまー。」「おかえりー、任務はどんだった。」「無事成功したけど、、、、、、、、、、、」「なんだよー、
急に黙り込んで、何かあったのか。さては、、、」「でっ電車が道路を走っていたんだ。」「どうせデュアルモードビーグルだろう。北海道で試運転をしている
らしいが導入したいと思っている鉄道会社も多いみたいだからこの近くにも試験できたんじゃないのか。」「そうか。それなら納得だ。」「ところでキドー、さ
っきから箱を開けているけどそれは何だ。」「フユーは遅れているなー。さすがクラシックカーに乗っているだけある。今流行の鉄コレを知らないの?」「鉄
コレ?」「ほら、こんな電車がランダムに入っている。安くて出来もいいんだ。さらに部品を換えたらNゲージで走らせられる。」「あっこれがデュアルモード
ビーグルだな。」「名言ってんだ。クモハ12だ。10年ほど前まで鶴見線で走っていた歴史の有る車両だ。あんな新種の両生類といっしょにするな。」「でも
さっき道路を走っていたよ。」「まさか呪い電車じゃないか。」「まーさか。」ガッハハハハハハッハハハ。ガッガーガガーガッガーーーーヒュウーーーディロ
ディローーーン突然、無線から変な音声が聞こえてきた。「ヒーヒッヒッヒッヒ、私はオールパーパスビーグルですよ線路と道路しか走れないデュアルモー
ドビーグルといっしょにされては困ります。おっといけない。名前を自己紹介を忘れていましたね。」「私は呪い電車。」「マジーーーーー」皆が言う。「マジ
ッ」「お前はすでに消滅したはずでは。]フジーは言う。「ヒーーーヒッヒッヒッヒ、クリターバードの諸君、私は永遠だ。こないだのは私の出来の悪い分身
だ。あれを倒しただけで満足していたのかね。しかも大損害をうけておいて。今回は違う。私は完璧だ。私はいかなるところも走れるオールパーパスモー
ドビーグルだ。
黒い爆撃機に命中したFOX5、TNTミサイル おっといけない。あれの名前は秘密だった。
 そんな事は関係ないな。わたしにとってあれは銀球鉄砲にすぎない。
 人類は偉大な私の前に皆私の前では無力であることに気づくのだ。ヒーヒッヒッヒヒヒ。」
「何てことだ。呪い電車は消えていなかったのか。しかも前回の分身にすぎなかったとは。どうしたらいいんだー。」

数時間後
「ハーイ、テレビの前のちびっこ、お待ちかね、マムシ博士の科学の時間だよ。今日は■水で何でも熔かしちゃおうだよ。■水はかなり危険な物だからテ
レビの前のちびっこはぜったいにまねしたらだめだからねー。わかったーーー。」
「番組の途中ですが臨時ニュースをお知らせいたします。
 本日午後6時頃、新子安、鶴見間で京浜東北線の大宮行き電車が脱線し多くのケガ人が出ているもようです。詳しいことが分りしだいお知らせしま
す。」
 「京浜東北線が大変な事になっているな。仕事が来るかなー。」

               次の日の新聞は

〔京浜東北線脱線。鶴見線の鉄橋に乗り上げる〕
〔ラッシュ時の悲劇、死者190人負傷者400人以上なおも救出作業続行中〕
〔鉄橋に乗り上げ大きく壊れた車両、救出作業難航〕
〔他の車両との衝突の目撃証言〕
〔他の車両との衝突?該当する車両は無し〕
〔車両軽量化の悲劇か?車両の設計の見直しが必要か〕
※注 最近の車両の設計を否定している訳ではありません。フィクションですのでご了承願います。)

 そのころクリーターアイランドではクリーター兄弟がテレビに釘付けになっていた。
「京浜東北線の車両は鶴見線の鉄橋に乗り上げ3両めから8両めは原型をとどめないほど大きく壊れています。救出者行は自衛隊、消防、警察によっ
て続行しておりますがなんこうしております。なおも多くの人が車両の中に閉じ込められているもようです。」
(※注 フィクションです。)
「すごい大惨事だなー。仕事来るかなー。」ヨシーダが言う。
「こっちは救出が始まっているから良いんじゃないの。」カトーは言う。
「その通り。」
「あっパパ。」
「クリターバードは他の組織や手段では救出できない事故や災害に対応するためにある。行きたい気持ちは分かるが今回は
救出作業の支援は行なわない。代わりに呪い電車の捜索の任務を与える。事故や災害を未然に防ぐのも我々の重要な任務だ。」
フジー(パパ)が言う。」

「クリターバード ア ゴー。」 出撃が指令された。


「出撃したけれど何の手がかりも無いなー。」
「おっといけない、燃料が無くなってきた。」
「マンティスアイランド  クリターバード2 呪い電車は発見できず。燃料が少なくなったのでこれより帰還する。」
「マンティスアイランド ラジャー。」

 クリアターバードの呪い電車捜索は全く手ごたえの無いむなしい結果であったがなおも捜索をあきらめていなかった。その間にも次々と謎の列車事故
や運航トラブルが発生していた。

 世間では以前に話題になった呪い電車の仕業ではないかとのうわさも飛び、さらには目撃したという人も現れた。
 京浜東北線の事故では、意識不明で病院に搬送されたが奇跡的に意識を取り戻した運転手の証言は事故調査委員会を驚かせた。その証言は。
 「新子安駅を出発した直後に突然、運転席のモニターには10両編成であるはずの編成に11両目の車両が表示されていた。その直後モニターの電源
が落ち、緊急停止しようとしたところさらに加速を続け、防護無線で異常を報告しようとしたが無線まで使用不能になった。ATCもATSも作動せずに加速
を続け、鶴見駅の直前にある鶴見線の鉄橋付近で車両が浮き上がり、そのまま衝突した。」であった。

 その証言には皆愕然とした。全てが目撃証言と一致していたからである。

 呪い電車の激写をしようとしていた一人の男がいた。その男は激写カメラマンとして有名であり、激写で話題になっていた週刊誌 激写ショットの専属カ
メラマン 五留御 十三(ごるご とみ)は呪い電車を激写するべく頻繁に出没するという終電後のとある駅で待ち伏せをしていた。

 その時、行き先案内盤が突然動き出した。そこに表示されていたのは 
  死験(呪) 八墓村
 であった。
 「いーまー逝ーくーよーーーーー     ヒーヒッヒッヒヒーーー。」」
プワーーーーーーーーーーン ヒューーーーヒューーヒューーキーーーーーーー
 プシューーー、ガターーン
ディローーンディローーンディローーン
 呪い電車が停車して扉が開いた。
「ヒーヒッヒッヒヒーーーー。乗りたい人は乗ってください。」
 五留御 十三は何枚か写真を撮影し、さらに車内を撮影しようと呪い電車に乗ろうとした。
 その時。
ディローーンディローーン
「?」
 バタン、グチャッ
ディロディローーーン
五留御 十三の体は扉に挟まれて真っ二つにちぎれた。
「ヒーーーヒッヒッヒッヒヒーー、記者は汽車に乗ったほうが良いでしょう。そう銀河鉄道にね。」
呪い電車はそのまま走り出した。
 次の日駅では大騒ぎになっていた。真っ二つになった人の遺体がホームに転がっていたからである。しかも半分はどこにも無い謎の遺体であった。列
車に撥ねられたにしても前日の終電から当日の始発まで車両の運行は全くなく事件なのか事故なのか謎であった。近くにはカメラが落ちていてそれを現
像したところ、不気味な電車が写っていた。それを見た担当の刑事 立川 司 警視は愕然となってつぶやいた。
「のっ呪い電車。」
「やつは消えていなかったのか。」


横浜市磯子区、坂井車輌製造第一工場

「これがR・K・V、レイルキーパービークル・・・・ですか・・・・」声を発したのはガードチェイサー司令官、高幡不動だった。
「はい、この車輌は来るべき呪い電車復活の時の為に当社の総力を挙げて開発した対呪い電車専用の車輌です。東京急行で採用された名車8500系を
ベースに設計、台車はフリーゲージ、どのような軌道幅でも走行が可能です。また動力は超伝導省力型モーターを搭載、速度は0.5キロから150キロま
で、このR・K・Vで呪い電車に目にもの見せてやります。」開発主任の宮前平(みやまえたいら)が言う。「我々の霊力部隊が操作を担当する40mm除霊
てき弾銃の搭載の状況は?」高幡が聞く。既に搭載済みです。見ますか?」宮前の答えに高幡がうなずく、

深夜、東京都世田谷区二子玉川、赤木真理のマンション
「・・・ちゃん・・・真理ちゃん・・・・」「鉄君、!」赤木真理はベットから飛び起きた、初代呪い電車に取り込まれても自分を犠牲にして呪い電車排除に尽力し
た鉄の声が真理の脳裏に響く「今度の呪い電車は本体だ・・・・真理ちゃん、高幡さん達と協力して呪い電車を封じてくれ、ヤツを封じるには真理ちゃんの
力が必要なんだ・・・・」「鉄くん・・なんで?」真理か問う、「それは・・・・・」その時!「ヒーヒッヒ、余計な事を言わんがいいぞ・・・・」鉄とは別の声が真理の
脳裏に響く「真理ちゃん!たのんだよ!必ず・・・のろ・・・」「ヒーッヒッヒ!」甲高い声に鉄の声はかき消された。「娘!貴様は我の活動を妨げる能力を持
っている、よって、邪魔者には死んでもらう!」「キャアア!」真理の全身に痛みが走る。その時!?「ム、此処は一時退こう、いずれ必ず殺す」その言葉
が聞こえると真理の体が自由になった「はぁはぁ、何だったの今の・・・それになぜ急に・・・・」「もう大丈夫です、」別の声に真理が振り向く、うっすらとしか
見えないが女性の人影らしいその手には弓のような物が握られている。「貴女は・・・・?」話し掛けたが人影は消えてしまった。真理はすぐに着替えある
場所へとタクシーを飛ばした。

陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地
「なんだ貴様、帰れ!ここは民間人立ち入り禁止だ!」警備の隊員が叫ぶ「お願いです、高幡さんに会わせてください!」真理は食い下がる「そういわれ
てもなあ」警備の隊員があきれた様に言う、その時「入れてやれ・・・・」「は、高幡司令!?」警備の隊員が敬礼している先には高幡不動の姿があった。
「高幡さん・・・・・」「お待ちしておりました、赤木さん・・・・・」高幡は真理に挙手の敬礼をした。

第8話
「再起!呪電車」(前編)


頻発する鉄道事故、R・K・Vの出動!真理と鉄、そして真理の前に現れた弓をもった影とは・・
次回

「再起!呪電車」(中編)
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